MR時代の到来ぜよ!そもそもMRとは?【超入門編】

MRとは?そのしくみを解説

超入門編と題してVR(仮想現実)とAR(拡張現実)について簡単な解説をやってまいりましたが、
VR超入門編AR超入門編  今回はMRについてのお話です。

MRとはミクスト・リアリティ(Mixed Reality)の略称で、日本語では“複合現実”という言葉が用いられていますが、やっぱりよくわかりませんね…。
ここは百聞は一見にしかず!まずはこちらの動画をご覧下さい。

空中に表示されたPCモニターのようなものを指でタッチしたり、指でつまんで操作していることがわかりますね。

これはMicrosoft社のMRデバイスHoloLens(ホロレンズ)を使用した映像なのですが、実はサングラスのようなヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着しています。

視界を完全に覆ってしまうVRのHMDとは異なり、MRのグラス部分は透明なので現実世界を見ることができます。そこに仮想世界の映像を重ねて映すことにより『現実世界と仮想世界がミックス(複合)されている』状態が生まれます。
これが先に述べた“複合現実”という言葉の意味です。

ここで1つの疑問が湧いてきます。
『アレ?それってARと何が違うの?』
次章では、その点をもうちょっとだけ詳しく見ていきましょう。

ARとMRの違いは?

結論を先に言ってしまうと、実は『ARはMRの一部』なんです。
MRというカテゴリーの中にARも含まれていると思っていただいてOKです。
さらに大雑把な言い方にしますと『ARのもっとスゴイのがMR』といっても差し支えありません。

それでは、ARにはできなくてMRならできることとは何なのでしょうか。

それは上に貼った動画でも見ることができますが、映し出された仮想映像に現実世界の人間が手や指を使って干渉・操作できるという点です。
これはSF映画などでよく見られるホログラム映像に非常に近い技術ですね。HMDを付ける必要が将来なくなれば完璧ですね。

また、単純に仮想世界のレイヤーを貼り付けているだけのARと違い、MRは現実世界をスキャンして部屋の形状を記録した上で仮想物体を設置します。
もしもポケモンGOがMRに対応するとしたらピカチューが貴方の部屋の机の下に隠れたりする、なんてことも可能になるでしょう。

MRによって我々の生活はどう変わっていくのか?

MRの技術が一般家庭にまで浸透してくるまでにはもうちょっと時間が必要そうですが、先に挙げたホロレンズは開発者向けとして2015年1月にリリースされており、 MR技術を応用した試みが行われています。

ホロレンズを活用したholoportation(ホロポーテーション)

離れた場所にいる人間同士がまるで同じ空間にいるかのようです。擬似的なテレポーテーションと言えますね。

19世紀に電話が発明されて離れた場所にいる人間同士で音声によるコミュニケーションがとれるようになりました。
それから150年が経ち、今度はMR技術によって離れた場所と場所を擬似的につなげることが可能となり、人間同士のコミュニケーション手段も新たな時代に突入します。

子供のころに夢見たSFの世界をMRが実現させてくれる日も、そう遠くはないかもしれません。